2020年秋、医師に告げられた余命宣告は、今年2021年の「桜の花は見られないかも」だった。が、私は未だに生かされている。その命を、日々 どう繋いでいこうか。(2021年4月1日)

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 余命宣告を生きた日記は 下記をご覧ください。

桜の花は (九十日の日記 2021,1/1〜2/13)   桜の花は-2 (九十日の日記 2021,2/14〜3/31)

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ここに掲載の画像は、一緒に過ごした居候のアイと 散歩道で出会った草花です。

季節が前後するかも知れませんがご容赦下さい。

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2021年6月22日(火)永眠

 

父、宗和が6月22日に永眠致しました。

皆様からのご心配、励ましのお言葉をいただき父も大変喜んでおりました。

これまで父との繋がりを大切にしていただき、お世話になりましたこと心から厚く御礼申し上げます。

時が過ぎましても、いつかまた父の姿を思い出していただけると幸いです。

本当にありがとうございました。

 

 

余生を生きる65日目 2021年6月4日(金)

※今日の体調 シンドイ。

「明日から産休にはいります」と病室に看護師さんが訪ねてくれた。一瞬 状況を飲み込めなかったが、私が外来で輸血や点滴でお世話になった方でした。そのときに「私に変わって生まれて来てくれるのですね」と話しをしたのを思い出した。

そして今日、「元気な赤ちゃんを生んでくださいね」と。

これで私は雲外へ逝けるだろうか。聖衆さんたちには、もう思い残すことはないと伝えているのですが……。


余生を生きる63日目 2021年6月2日(水)

※今日の体調 シンドイ。

しんどいなぁ…。もうそろそろ迎えに来てくださいよ聖衆さん達。私は十分に生かしてもらった。他に何かしなければならない事がありますか?

睡魔が私に纏わりついてくる。この睡魔のままに私はこのまま安寧の眠りにつけるのでしょうか? 連れて行って下さい。早く……。


余生を生きる62日目 2021年6月1日(火)

※今日の体調 シンドイ。

もう毎日がしんどい。身体の衰えが顕著になってきた。そして魂の炎までが静かになってきている。

これからの毎日は静かに横たわり眠ること。そうすれば身体のダルさは癒やされる。徐々に徐々に朽ちゆくものが身体から抜けていけば良い。そのうち身体はいつか浄化されて、私は安寧を得ることができる。今はそのための修行である。ってか。(^o^)

もう少しだ。私は黄泉の国で思いっきり、モロキュウを頬張るのだ。(^O^)


余生を生きる60日目 2021年5月30日(日)

※今日の体調 シンドイ。

私が緊急入院する数日前に高齢の男性が入院していた。その男性の看護師さんに対するワガママは度を越すものがあったが、皆さんにこやかに対応されている。そして処置が終わると患者が言うのではなく看護師さんが「ありがとうございました」と返されて、その言葉には感心をさせられた。看護師さんのことを天使とはよくいったもので、ここの皆さんは全員天国にいかれるんだろうなぁと、その日が近い私の独り言。(^-^)

私はもう少しここの天使さんのもとで修行しなければ聖衆のお迎えは叶わないかも。優しさを学んで、家族に素直に「ありがとう」が言えるようにならなければ望むところに逝けない……。まさにこれは修行である。(・・;)


余生を生きる58日目■ 2021年5月28日(金)

※今日の体調 シンドイ。

5月19日を最後に、このブログは一旦中断しますと書き仕事部屋を出たあと大量の血便があり、そして暫くして今度は立て続けに5回程、こちらもかなりの吐血。隣りの部屋に倒れ込んでしまいました。あの日記を書いてすぐにこんな事になるとは思いもしませんでした。

すぐに那賀病院に救急搬送され未だ病院。

すっかり弱ってしまい痛みもかなりのものでしたがモルヒネシールを貼り痛みは緩和されています。先日まで朝10時から24時間の点滴だったりと、もううんざりしていました。

緊急入院して3日後に、まだオペラのやり残しを思い出して、外出許可を依頼しましたがもちろん反対されました。が、無理矢理頼み込み、予定してなかった輸血を急遽行い自己責任で家に帰りました。何かあれば病院の責任にもなりかねませんからね。ホントにバカな奴です。でも、これでもう思い残す事は無さそうです。その後 数時間で病院に戻りました。

精神面はしっかりしているのに身体はすっかりダメになってしまった。心も体も静かに落ち着いていってほしいものです。

点滴が続いた後、今は毎日毎回、おもゆ三昧。米の一粒も入っていない。そして今日、病院にパソコンを持ってきてもらいました。………。疲れた。


余生を生きる49日目 2021年5月19日(水)

※今日の体調 シンドイ。

今日明日には入院かな。

数歩あるいただけで息切れがし暫く動けない。

血便が見られた。

opera「お照の一灯」の最低限の仕事はできた。もうこれで思い残すことは無いとしよう。楽になりたい。

入院の為、、、、、ブログはこれで一旦終了とします。

ご愛読ありがとうございました。


余生を生きる48日目 2021年5月18日(火)

※今日の体調 シンドイ。

かなりしんどいが、opera「お照の一灯」の音響の部分(物の怪のセリフや擬音や効果音)がなんとか出来た。明日は再度確認してmp3に変換。後一息だ。だから、まだ命の灯火は消えないでおくれ。これが出来れば舞台装置や衣装、進行の指示書(?)の大筋が出来上がる。後一日、パソコンの前に座るだけの元気を下さい。

だけどかなりしんどい。辛い。だけど後一息。


余生を生きる47日目 2021年5月17日(月)

※今日の体調 シンドイ。

昨日から度々腹部に痛みが走っている。食事もほとんど進まない。だからといって食べないでいるとしんどさが増し動けなくなるので、無理やり食べている。胸のムカつきも辛い。

もう殆ど歩けない、病院に行けるだろうか。

開放されたい。


余生を生きる46日目 2021年5月16日(日)

※今日の体調 シンドイ。

更新が遅くなりました。まだ生きていますが、かなり体調は悪い。operaの仕事が残っているのでまだ死ねない。

出来るかどうか不安である。


余生を生きる45日目 2021年5月15日(土)

※今日の体調 シンドイ。

昨日、日記を書いて暫くして やっぱりキツネうどんが食べたくなってきたので、少し早めの夕食に食べてみた。いや〜美味かった。抗がん剤を服用するようになってからは味覚障害で何を食べても美味いと思えず、そのうち食べたいものがなくなってきていたが、昨日のキツネうどんは美味かった。うどんは半玉だけだが、出汁はしっかり飲み干した。いよいよその日をむかえる時が来て、何が食べたいと聞かれたら間違いなく「キツネうどん」と答える。(^o^)

ところが、食後が大変だった。急に怠くなってきて というよりしんどくてしんどくて、そのまま横になり眠ってしまった。今朝もかなりしんどかったのですが、昼を過ぎた今 少し楽になっている。

「昼食は?」と聞かれても「いらない」 まだキツネが腹の中で暴れている。 


余生を生きる44日目 2021年5月14日(金)

※今日の体調 シンドイ。

行きは長女、帰りは長男の運転で、今日も輸血でした。(・・;) 輸血しながら、キツネうどんが食べたいとの思いにかられたが、13時30分に帰宅してからはキツネうどんへの思いは消えていた。(^_^;) 腹は減れど何も食べたくもなく…(´;ω;`) 食べられないんだよね。

それに、数日前から右脇腹に痛みが走っている。頻繁にではないが、そこそこの痛み。

▶母の日に、子や孫が来て賑やかでしたが、昨日も家人の誕生日で皆がやってきて賑やかに。いつもなら母の日と誕生日は一緒にするのですが…。嬉しい疲れでした。で、明日は花火をしようとやってくる。理由をつけてはやってくる、私への気遣いに感謝しなければいけない。(^o^)


余生を生きる43日目 2021年5月13日(木)

※今日の体調 シンドイ。

長男の車で病院でした。採血、検診、輸血。

身体はかなり弱っています。明日も輸血ですが、これから毎週木曜日と金曜日に輸血をしなければならなくなりました。これをしなければ寝たきり状態になり介護なしでは生きてゆけなくなる。

もういいよなぁ。この灯火。


余生を生きる42日目 2021年5月12日(水)

※今日の体調 シンドイ。

まだやり残していることことがあるのに出来ない。起き上がってホンの少し動いただけで息が切れて辛い。

もういいよなと思いながら、ここまで来たらやり残していることを仕上げたい。もう少しだ。


余生を生きる41日目 2021年5月11日(火)

※今日の体調 シンドイ。

ここ数日体調は変わらず。相変わらず辛い、しんどい、歯がゆい。日増しに、早く楽になりたいという思いが強くなる。生かされている身で不謹慎な事を考えている。さて横になろう、座っているのが辛くなってきた。


余生を生きる40日目 2021年5月10日(月)

※今日の体調 シンドイ。

朝から体調は良くない。歩くのもままならない。

時刻は15時15分、かなりキツイ。

余生を生きる39日目 2021年5月9日(日)

※今日の体調 シンドイ。

日記を書くことすら面倒になってきた。腹が張り重い。座っていることが怠い。

空腹感があるのに食べたいという欲求がわかない。

operaの事を考えるも気持ちが前を向かない。

命の灯火は後どれだけ燃え続けるのだろうか。


余生を生きる38日目 2021年5月8日(土)

※今日の体調 マズマズ

起床後しばらくはダル~イ感じで過ごす。腹の突っ張り感と重い感覚がシンドイ。

何が情けないって、食欲がわかない事。食べたいものが無いってホントに情けないが半分は諦めの境地。同様にこのコロナ禍で、operaに対しても諦めの気持ちが湧いてきて何だかその気持ちが淘汰されてくると、同じ様に命の灯火も徐々に小さくなっていくようだ。誰が言うのではなく、何かが私に伝えてくれているのか…。この心に何か…不思議な何かが時々やってきている。と、根も葉もない事を感じている。


余生を生きる37日目 2021年5月7日(金)

※今日の体調 怠い

朝一から病院へ。輸血である。今日の看護師さんは一回で針を決めてくれて、全くと言っていいほど痛くなく完璧な処置でした。輸血は4単位(2パック)で、終わったのが1時前。貧血はかなり改善された感じだが、病気が病気だけにかなり疲れた。

昨日のCTの結果は、それぞれのガンが2月の検診時に比べかなり大きくなっており、特に肝臓ガンは進行が早いようだ。以前から腹に張りを感じており、少しの量の食事でもすぐに満腹感を覚える。肝臓ガンの場合、黄疸、腹水、全身のかゆみ、貧血の症状が出るとか。

ここまで来たら、「その日」を もうそろそろ向かえてもいいのではないかと思っているし、昨日の検診で私は自分の余命を言い当ててしまった。医師も「おそらくは…(それぐらいでしょう)」とのこと。「その日」はそんなに遠くない……。私の「楽になりたいメーター」の数値が段々と大きくなってきている。


余生を生きる36日目 2021年5月6日(木)

※今日の体調 怠い

吸血鬼の形相が少しは人間らしくなった。(^_^;) とはいえ まだダルさは残っており、明日もう一度 今日の2倍輸血する。

もう採血や輸血用の針が血管に入らない。採血なんて5分もあれば出来るのに、今日はナースさんふたりがかりで30分かかった。あちこち刺してようやく採血できたが、輸血の針も一度では決まらず これが結構辛い。明日の輸血はどうなることやら。と言うか、毎週 輸血になりそうな。(¯―¯٥) それ以上にCT検査の結果ですが…良くない。また、改めてこちらに書いてゆきます。operaの準備で残っている事を早めに仕上げたい。


余生を生きる35日目 2021年5月5日(水)

※今日の体調 怠い

夜中に寝汗で目が覚めて、着替えている最中に体調が良さそうな感じでしたが、朝起きてみると昨日より体は怠い。少しの動きで息が切れて、ただ横になって過ごすだけ。

明日はようやく病院だ。連休明けで混雑しているのだろうか。早く血が欲しい。って、私は吸血鬼か。👿


余生を生きる34日目 2021年5月4日(火)

※今日の体調 怠い

早朝、腹部に差し込むような痛みが二度あった。加えて左胸の痛みも時々ある。起床後、居間への移動だけで息が切れ、昨日より酷くなっているいる気がする。輸血まで後2日か、病院がこんなに待ち遠しく感じるとは……。

朝食後から睡魔が酷く 横になっていると、何とも言えない気持ち良さに包まれて 寝落ちとは違う感覚に吸い込まれて行きそうになる。その何とも言えない気持ち良さに、死にゆく時の感覚を体感したような…。(・・;) そのうち身体も魂も淘汰された時は、スーッと静かに逝くのかも知れない。

睡魔から開放された私は、今この日記を書いている。死ぬにはまだ時間はありそうだ。


余生を生きる33日目 2021年5月3日(月)

※今日の体調 怠い

時々起こる左胸の痛みが取れない。貧血による身体の怠さも昨日と変わらない。今日も横になったり、座ったりしたまま過ごす事になりそうだ。行動範囲は数m。(´;ω;`)

そんな生活が続くと、心も身体も自由でありたいと思うが、その心も身体も目に見えないところで朽ちつつある。この流れは「その日」まで続く。それは分かっているのだけれど、終着駅が見えないのは歯がゆい。ここのところ歯がゆい事が増えてきている。(・・;) 


余生を生きる32日目 2021年5月2日(日)

※今日の体調 怠い

貧血の症状が進んでいるのか怠さがハンパない。5月になっても片付けられないコタツで横になっているか、座っているのがせいぜいで、少し動いただけで息が切れて辛い。

こうやってパソコン作業をしたり、車の運転は大丈夫なのだが、車で病院まで行って、駐車場から受付へ行ったり検査室等を移動するのが大変なんだなぁ。

6日はCT検査を予約しているが、輸血もしてもらえるようにお願いしよう。となると、また採血かぁ。

時々起こる左胸の痛みがとれない。少しずつ蝕まれてるこの身体、日々の辛さを解消する術はもう無さそうだが、一歩ずつ近づいてきているその日を、この身体で確かめてやろう。


余生を生きる31日目 2021年5月1日(土)

※今日の体調 怠い

昨日は左胸に痛みがあって、今日になって胸全体に軽い痛みを感じる。特に左胸の痛みが鬱陶しい。何より辛いのは、貧血だろうか少しの運動量で息が切れて暫く動くことが辛い。すぐにでも輸血をした方がいいのだろうが、ゴールデンウイーク中なので、連休があける6日の検診まで我慢しよう。この貧血症状と胸の痛みは、ちょっとヤバイよなと思いながら過ごすしかないのが歯がゆい。

少しずつ「その日」に向かっていく 「私」というものを眺めながら生きている。


余生を生きる30日目 2021年4月30日(金)

※今日の体調 怠い

体力が無くなると、自分の体調が良いのか悪いのか 判断がつきにくくなる事に気がついた。怠さが当たり前になってしまって、「今日は顔色がいいですね」とか「ちょっとしんどそう」と言われても、本人にはあまり良くわからない。余程体調に変化が無い限り とりあえず日々ダラリと過ごしている。

一階から二階に上がるだけで息が切れてしまうのは、血液のヘモグロビンが低下している事が考えられ、輸血が必要ではないかと思いながらも、まぁ このままでもいいか、と ダラリと過ごしている。輸血と言えば、ちょうど一週間前に輸血をしたばりなんだけどなぁ。

ダラリ、ダラリ、ダラリ、と 考えもしなかった生活を送っている。……いつまで続くのか このダラリ……。


余生を生きる29日目 2021年4月29日(木)

※今日の体調 怠い

「もういいかな」と思ったり、「まだ やり残した事があるよね」と、たまに頭をよぎる。昨夜も「もういいよなぁ」と思いながら床に入った。寝汗と頭痛で夜中に何度か目が覚めて、生きている事を実感する。今までとは違う生き方を受け入れて、ダラダラと過ごす日々に感謝の気持ちが湧かない。生かされていることに感謝しなければと思うのですが。……こんな生き方は好まない。だから「もういいよなぁ……」。バチ当たりである。


余生を生きる28日目 2021年4月28日(水)

※今日の体調 怠い

洗面時に鏡に映る自分の姿を見ても病人には見えないが、動きは鈍く、体調は芳しくない。踏ん張りが効かなくなった。徐々にその日が近づいてきているが、折角ならその日は、私の誕生日の7月16日であってほしいと何度か書きました。誕生日が命日というのも中々のものだと。(^.^) で、こんな諺がある。「地獄の釜の蓋が開く」/正月16日と7月16日は、地獄の鬼も亡者の折檻をやめて休むとか。この日が命日なら、私は地獄の鬼に合わなくて済みそうだ。(^o^) 


余生を生きる27日目 2021年4月27日(火)

※今日の体調 怠い

寝起きはそうでもなかったが、朝食後から体調も気分も良くない。横になると起き上がる気力もなく、ダラーとしたままでした。こんなにシンドイのは初めてかも知れない。

頭をかすめるのは「もうそろそろかなぁ」と。いやいや、まだやり残している事がある。が、今日のところは横になって暫く休もう。…暫くだけならいいのですが…。(´;ω;`)


余生を生きる26日目 2021年4月26日(月)

※今日の体調 怠い

朝から身体の怠さが続いている。こんな病気だから仕方がないとはいえ、いつまで続くのかと考えると気分は憂鬱。だけど、多数のリンパ腫に胃ガン、肝臓ガンを抱えていて 日々 曲がりなりにも生活が出来ているのだから不服を言っていたらバチが当たる(?) と思うも、やりたいと思っている事が出来ないのは やはり辛い。

新しい朝はモヤモヤしている。毎日がモヤモヤしている。

これからは頑張らないで、明日の新しい朝を迎えよう。それで どれだけの新しい朝を迎える事が出来るのだろう。

その日まで、欲張らないで生きるさ。


余生を生きる25日目 2021年4月25日(日)

※今日の体調 まずまず

寝汗に閉口している。明け方までに3度着替えて寝不足気味。それに昨日 歩き過ぎたのか身体が怠い。昨夕、腹部に痛みも走った。今までなら鈍痛が多かったが 数回キュッという感じの痛みだった。やばいよな〜と思いながらも いつの間にか忘れており 今朝になっても痛みは感じていない。

ドンヨリしたお腹の重さは相変わらずで、心が晴れないというか気分は憂鬱。魂の灯火が小さくなるにつれ 心も晴れない?  心だけでも元気でありたいが、身体も魂も徐々に朽ちてゆく…それがこの病気だから仕方ないよね。(^_^;)


余生を生きる24日目 2021年4月24日(土)

※今日の体調 良

6時30分に起床後、調子がよさそうだったので久しぶりに外に出て歩いてみた。いつもなら数分で引き返すが、今日は30分近く歩いた。さすがに膝が笑い 息が切れて帰るなり座り込んでしまった。(・・;) お腹が重い感じは昨日と同じなのですが、それ以外 特に異常は感じてはいない。だからといって散歩もままならないこの状態に、歯がゆい毎日を過ごしている。

死を念頭に生きるなんて考えたこともなかったのに、今では絵画や書、舞台以上に考えさせられ、それはそれでとてもいい経験だと思っている。そして その思考は、作品制作に大いに生かされると思うが、如何せんそれらに取り組む為の体力と精神力がない。確実に死に向かっている「私」というものを表現するには 他にどんな手段方法があるのでしょう。そして、出来るなら命の灯火が消えるその日が知りたいものだ。(¯―¯٥)


余生を生きる23日目 2021年4月23日(金)

※今日の体調 ドンより

今日も輸血でした。針がうまく血管を捉えられなくて、看護師さん大変そうでしたが 針の場所を変えて二度目で血管を捉える事が出来た。今日は結構痛かったなぁ。(・・;) 帰ってから気づいたのですが、針を刺さなかった方の腕はのっぺら坊のままですが、針を刺した腕は細かな細かなシワが腕全体に広がっていた。一見しただけでは分からない程 細かなシワである。血管がつぶれたり、逃げたりするのと同じ様に、この事でも針に対して拒否反応を示しているのがよく分かる。

最近、胸部や腹部に鈍痛がある。何だか お腹も張ってドンよりと重い…。こりゃあ いよいよヤバイかなと思ったりするものの、まだ死神や聖衆の足音は聞こえない。イヤ、足音なんか立てずにスーッとやってくるのか?。命の灯火を消されないように、コロナ対策と同じ様に 周りをアクリル板で囲っておこう。


余生を生きる22日目 2021年4月22日(木)

※今日の体調 ネムイ(´・ωゞ)

人の優しさをいただいてきました。献血して下さっている方々に感謝。そして、その気持ちを持って輸血してきました。

輸血針を腕に刺すのですが、私の腕は まるでのっぺら坊状態で、血管の膨らみが見えない。看護師さんいわく、血管がつぶれているとか、針を刺しても血管が逃げるなどの表現があり、私の血管は正にそれだ。看護師さん泣かせである。半年前まではあんなにハッキリ浮き出ていていた私の血管は、細くなってしまった腕の中に隠れてしまっている。まだ大して気にしていないが、たまに起こる胸や腹部の鈍痛なども含め、少しづつ朽ちてゆく身体の変化を感じている。

次の目標は夏まで生きる事(せめて誕生日の7/16)と勝手に決めているが、最近の夏日のような暑さに、誰かが意地悪をして夏を早めているのではないか?。(・・;)


余生を生きる21日目 2021年4月21日(水)

※今日の体調 まずまず

些細な症状を言えばキリが無いが この体調は、ダラダラ過ごすには問題ない。が、今のこの時間 午後4時前は睡魔がやってきて、じんわりと怠さを感じる。

日記が遅くなったのは、かつらぎ総合文化会館でopera「お照の一灯」の今後の進め方について話し合ってきた。ただ、これだけ新型コロナが蔓延していては結論は出ない。今は来年の春に公演を目指し準備を進めるだけ。まだまだ練習はできないので気持ちを切らずに前向きに…と思うものの気持ちが切れなくても、命の炎が途切れてしまうかも。(^_^;) そうならぬよう祈るばかり。m(__)m


余生を生きる20日目 2021年4月20日(火)

※今日の体調 眠い

朝食後にコタツに入って また寝てしまった。夜中の寝汗で2度着替えたりして、その都度なかなか寝付けなかったからだろうなぁ。まだ眠い。(´・ωゞ)

体調そのものはそんなに悪くなく、日々変わり映えしない。シャキシャキっと生きている訳でもなく、かと言って死の予感がする訳でもなく、中途半端にゆるく生きているだけ。いつまで続くのだろう こんな生き方。


余生を生きる19日目 2021年4月19日(月)

※今日の体調 良い方

体の調子は良い方だ。ゆったり過ごして、体力を使わなければ病人には見えないが、無理をして動けば息が切れて残念な状態(^_^;)になる。新型コロナが猛威を振るっている中 おとなしくしていよう。

抗がん剤の服用をせずに過ごせる事が こんなにも楽なのかと改めて実感している。この先 私の寿命というものが分かっているのであれば、楽なうちにやっておきたいと思うことが色々あるのに………という欲求が湧いてくる。今だ生かされている事には感謝しかないですが、目標が持てない生き方は好まない。とりあえず誕生日の 7/16を命日に設定してoperaのために生きてみるか。(^.^) でもなあ (;_;)  このコロナ禍では 命日までに練習は始められない。だろうなぁ。(・・;)

 

時刻は午後3時前、睡魔と共に そろそろ疲れが出てきた。


余生を生きる18日目 2021年4月18日(日)

※今日の体調 悪くない

体力的な事以外の体調はイイ感じ。抗がん剤を服用しなくなって5日目。かなり調子が戻ってきている。これで味覚障害が改善されれば言うことない。ちょこっと出かけて美味いものが食べられたらイイよね〜。(^.^)

▶人の寿命というのは生まれた時から決まっている。宿命である。だから元気だった人が急に逝ってしまったり、私のように「…桜の花は見られないかも」と余命宣告をされても 今だに生きているのは、まだ寿命がきていないからだ。それでは 私はそのを日迎えるまでどう生きるか、その生き方によって私の運命が左右される。そして安寧のうちに死を迎える事ができる。と私は思っているのですが…。

自分で書いていながら、チョット分かり辛い文章ですねぇ。(・・;) だからといってこれ以上詳しく書くには時間がなさすぎるのです。何の時間か?って😁 あと5分で、阪神VSヤクルト戦が始まる。えぇ、私はまだ死なない、だからテレビ観戦です。


余生を生きる17日目 2021年4月17日(土)

※今日の体調 まずまず

朝からの怠さが昼前にかなり軽減された。とは言え、午後からはまた じんわり怠さがやってくるんだろうなぁ。(・・;) と思いながらこの日記を書いてるが、今の体調はさほど悪くないので このまま一日を過ごせそうな気もする。そんな風に思いはじめると 体が軽く、昨日感じた胸のムカつきも無いし 今のところ頭痛もなく 億劫にさえ思っていた昼食にも興味が湧いてきて さっきから空腹感を覚えている。こんな事は滅多にないので嬉しい気分。それでもガンは少しずつ進行しているんでしょうね。リンパ腫、胃ガン、肝臓ガン。。。

これが現実だなぁ。(¯―¯٥)

▶外はしっかりした雨が降っている。甲子園はどうなんだろうか。阪神は14勝4敗で、2位の巨人に3ゲーム差をつけての首位。今日の2時からのヤクルト戦を楽しみにしているのですが、雨よ止んでくれ〜。


余生を生きる16日目 2021年4月16日(金)

※今日の体調 眠い(^_^;)

気分は悪くないが、眠くてしようがない。(=_=;) 体の調子はというと、腹部全体がどんより重い。

▶写真は一昨日 高野山へ仕事で行かれたという方からお送りいただいたもの。何という桜なんでしょうか。ちょうど満開でとてもキレイだったと記されていました。この方、「桜の花は 〜90日の日記〜」を読んで下さり、その後も気にかけて下さっており 嬉しい限りです。えぇ!!!!! 私はまだ 生かされております。(^.^)


余生を生きる15日目 2021年4月15日(木)

※今日の体調 今日も怠い

朝から病院でした。採血の結果、まだ輸血しなければならないレベルではないが、ヘモグロビンの数値は間違いなく下がっているので、ゴールデンウイークに入る前に 大事をとって輸血の予約を入れてきた。

また、GW明けにはCT検査も受ける。今だに生きている事がチョット不思議なので、私の腹の中がどうなっているのか興味がある。リンパ腫も気になるが 肝臓に転移しているガンもどうなっているのかね。(^_^;) 以前から寝汗が凄い。ガンと関係があるのかと思いネットで調べてみると、悪性リンパ腫の人が寝汗に困っているとか。だからといって私のリンパ腫が悪性なのかどうかは分からない。

ガンを3つ抱えて、当初のその日が過ぎても まだ生かされているワタクシは何なんでしょう。(¯―¯٥)


余生を生きる14日目 2021年4月14日(水)

※今日の体調 怠い

見た目は病人には見えないようだが、今朝も体が怠く腹が重い。一階から二階への階段を上がるだけで息が切れる。情けない。(ToT)

そして、情けないといえば新型コロナ。昨日、大阪府で1000人を超える感染者が出て、緊急事態宣言がいつ出てもおかしくない状況。和歌山県下の感染者は30人とかで、最近急激に増えてきている。昨年のopera延期の状況より酷く、どう考えても再延期が妥当だろう。ワクチン接種が功を奏し、夏前までに落ち着きを見せれば、まだ「お照の一灯」公演の可能性が無いわけではない。それと もう一つの条件が…。それは私の命の灯火がいつまで輝いているか。そして私だけでは無く、関わって下さるキャスト、スタッフの皆さんが輝いて下さる事が 大切なんです。

一番の不安材料は、ワタクシなんですけどネ。(^_^;)


余生を生きる13日目 2021年4月13日(火)

※今日の体調 怠い

気分は悪くないが体調は良くない。ますます体力が落ちてきた様に感じる。もう小学校6年生の孫には何をしても歯が立たないだろう。(¯―¯٥) 思考力も低下してきているのか、ハッとする事も。こうして、体は徐々に朽ちていき精神を司る魂が薄らいでいき、その命の炎が小さくなっていく。死をむかえる準備が日々進んでいるのか。ただ創造力はまだまだ旺盛で、普段ダラダラと過ごしている割には あれやこれやと思いを巡らせている。それがあるから聖衆たちは、まだ私を迎えにはこれないのでしょう、と勝手に思っておこう。


余生を生きる12日目 2021年4月12日(月)

※今日の体調 怠い

余命宣告のその日を過ぎても まだ生きているが、どうも中途半端に生きている事が歯がゆい。私の「その日」が分からないのと(当たり前だけど (^_^;))、新型コロナの収束が見えないためにopera「お照の一灯」の予定が立てられない。練習開始時期は最悪でも7月にスタート出来なければ、来年3月6日公演(予定)は無理っぽい。かといって私が生きている保証は無い。あれやこれやと考えると胃が痛くなる(胃ガンなんだから当たり前だけど(^_^;)) operaスタートの「その日」が先か、私の命の灯火が消える「その日」が先か、いずれにせよ「その日」が来れば分かる事。「その日」まで、ダラダラと中途半端に生きていよう。「阿呵呵!!!!!!!!!!!😁」


余生を生きる11日目 2021年4月11日(日)

※今日の体調 怠い

朝食後暫くはそうでもなかったのに、体の怠さと共に猛烈な睡魔に襲われている。少し横になろうとコタツに入ったら心地よい眠気に誘われて、このまま もう起き上がることが無いのかも知れないと 頭のどこかで感じている。ウトウトしながらそれでもいいかなと変に納得していた。特に患部に痛みがあるわけでもなく、その日をむかえるには順調(?)なのだ。死に向かう私の肉体とそれを受け入れる魂は 最近うまくマッチングしてきているようだ。その日がいつかは分からないが、流れ星が静かに消えていくように その日をむかえられたら楽で良い。

間もなく正午、まだ体は怠いし眠い。もう一度 横になろう。今日のところはまだ流れ星のようにはならないと思う。(^.^)


余生を生きる10日目 2021年4月10日(土)

※今日の体調 まずまず

抗がん剤2日目、思っていたよりダルさは酷くはないが睡魔に襲われている。

ところで、今日の午後に東京五輪の聖火が、間もなく地元かつらぎを走る。今秋の五輪開催はコロナ禍にあって、いろいろ不安は大きい。opera「お照の一灯」も、5月の顔合わせ、その後の練習にもかなりの影響が出そうです。(T_T) 最悪の場合は、さらなる1年の延期もありそう…。昨年の延期の状況より、今年の方がかなり状況が悪化しているのが気にかかります。もしそうなれば、とても私の命の灯火はもたないでしょう。もうジタバタしないで、その日をむかえるさ。

 

コロナ新規感染者は 和歌山県で44名で過去最高、近隣の大阪府では883名だとか。大阪府の新規感染者数は、8日の発表で905名を記録している。


余生を生きる9日目 2021年4月9日(金)

※今日の体調 良い

昨日と一昨日が抗がん剤の休薬日で、その為か今日にして怠さが軽減。(^.^) とはいえ、今日からまた5日間、朝・夕の服用が始まった。経験から、明日あたりから体の怠さが起こる。辛いのです。(;_;) だけど その5日間を乗り切ると その後の2週間は休薬期間になり、怠さから開放される(?) 多分…。まぁ、ガンの進行状況にもよりますが……。。。

こんな状態がいつまで繰り返されるのでしょう。(ToT) 完治しない病気なら、いつまでもこの状況が続く事を望まない。聖衆来迎のその日が決まっているのなら、そっと知らせて欲しいもの。医師の診断では「今年の桜は見られないかも」だったが、その桜を愛でる事が出来、そしてほとんどが散ってしまっているが、桜の花の散るのに合わせ、私の命の灯火も消えてしまうのかと思ったりしたが そうでもなさそうだ。誕生日の7月16日まで生きてみようか。それが私の命日。(^o^) どうなんでしょう聖衆様。

 

極楽浄土に往生を願う人の臨終に、阿弥陀仏と共に来迎(らいごう)する諸菩薩。


余生を生きる8日目 2021年4月8日(木)

※今日の体調 寝起きはまずまずで10時過ぎから怠い。

のんびり一人で病院へ。採血もCTもなく薬剤師と面談の後、臨床腫瘍内科→一般内科で薬の処方を受ける。それだけで1時間半程かかり、暖かくなってきた太陽の光を浴びながら のんびり一人で帰宅。(^o^) 明日からまた5日間抗がん剤の服用だ。(T_T) 何度も何度も書いているが抗癌剤による副作用の味覚障害にはウンザリ、ガッカリ、ゲンナリしている。(・・;) 食べたいモノは? と聞かれても何も思いつかない。食べられそうだなと思い口に運ぶとダメだったり、辛いなぁ。

腹は空いている。今からスーパーにでも行って、何か食べられそうなものが無いか探してみようか。(^.^) まぁこんな事を言っている間はまだ暫くは死なないでしょう。


余生を生きる7日目 2021年4月7日(水)

※今日の体調 怠い。

今日は(明日も)抗がん剤は休みなので喜んでいたら、立ち上がり時にチョット体がふらついたりする。前回の血液検査でヘモグロビンの数値が少し下がっていたので、そろそろ輸血の頃かもしれない。(T_T) 7日から11日までの抗がん剤の服用が終わって、2週間の休薬中に輸血をしてみようか。そうすれば今より体は楽になる。

何度も輸血をしていると自分が自分でなくなってしまわないかと ふと思ったりする。作品創作や舞台に関心を持たない性格に変わる事が出来たなら、それはそれで気持ちが楽になって穏やかに死というものを受けいられる? 正岡子規は重篤な病にあって、「……悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」と『病牀六尺』に書き記している。苦しみの中を平気で生きることこそ悟り…。病床にあった子規には、死こそが救いであると思える時が何度もはあっただろうに。。。ア〜。。。苦しみの中を生きて何を求めるや?

余生を生きる6日目 2021年4月6日(火)

※今日の体調 怠い。

寝起きに身体がフワフラーッとなって、Oh!! このまま天外へ飛んで行くのかと錯覚した。(^o^) 何とも気持ちのいい瞬間だった。(・・;) その後、ボンヤリしたまま 朝食もそんなに進まず 数時間過ごしましたが、今はまぁ 怠いとはいえパソコンに向かってこの日記を書いている。が、今日は 特に変わった事は無い。しいて言えば、夜中に数回腹痛が走った事と胸の上部にも痛みを感じた事。

リンパ腫に胃がん、そして肝臓にまで転移していて、日々大きな不自由がなく生活できていることに、魂の不思議さを感じる。また近々、CTスキャンして身体の中を見てみるか。(^o^) 

時刻は12時40分、昼食をとらなければいけないが 何も食べたくない。それでも薬を飲むために何かを食べないといけない。生きるために仕方がない… 生きるためになんて 健康な時はそんな事を考えずに生きていたのに今は違う。生きるために生きるってシンドイよなぁ。


余生を生きる5日目 2021年4月5日(月)

※今日の体調 怠い。

気分は良くない。(¯―¯٥) 抗がん剤のせいだろうけれど 鈍よりした気分のまま生きている。この病気になってからは、顔に生気がなくなった。顔相だけじゃなく、身体全体がシャキッとしない。今日も一日がこんな感じかと思うと情けない。余命宣告を乗り越えて、今は 余った人生を生きているだけ、なんていうのは誰だって本望ではない。これからは余裕のある人生を…と思いながらも、シャキッとしない日々を甘受してしまっている。

いつ果てるかも知れない命の中で、今日を心の丈のまま生きられたら次に進める気がするのですが、いえ、進めるのですが、どうも気分も身体もシャキッとしない。

生かされているとの思いがあるなら、その感謝に対して 前を向いてしっかり生きなければいけない。と言いながら、もっとあっさりと その日を迎えたいと思うのもホンネなんだけどネ。(^_^;) ……その日を知りたいものだ。(・・;)


余生を生きる4日目 2021年4月4日(日)

※今日の体調 怠い。

昨日は体調が良いと書きましたが、それは昼頃までの事で午後からは体が怠く、今朝になってもその怠さは続いている。それに睡魔が半端ない。(=_=;) 抗がん剤の服用は今日で3日目で、服用が続く間は仕方ないかな。(;_;) ちなみに先月から新たに服用しているロンサーフという抗がん剤は、1ヶ月単位で、5日間服用し2日間休み、そしてまた5日間服用し2日間休む。残りの2週間が休薬となる。この休薬期間がラクに過ごせて嬉しい。

ただ生きているだけなら「もういいや」となるのでしょうけれど、この病気になって それでもなんとか新作のopera「お照の一灯」を成し遂げたいとの執念で、何か目に見えない大きな力で私は生かされいるのかも知れないなぁ。タイトルの「生かされて、生きる。その日まで。」は、まさに opera「お照の一灯」への思いなのです。公演日を迎えるまでに、私の命の灯火が消えようとも、その日まで、そこに向かう私の情念が ささやかながらも 沢山の皆さんからいただいている、ご温情へのお返しになると思っています。

さて画像のムスカリの花言葉、前にも書いたかも知れませんが「夢にかける思い」「明るい未来」がある。またその反面「失望」「失意」がある。私にはどちらが当てはまるのか「その日」が来れば分かる。(^_^;)


余生を生きる3日目 2021年4月3日(土)

※今日も気分は、良好。

余命宣告の日が過ぎたのに、一段と体調が良くなっている(?)(・・;) 普通なら徐々に弱っていって、とっくに青息吐息のテイでしょうに、あまり不自由なく普通に生活をしている。足腰が弱って、15分も歩けば息が切れてしまう状況に変わりはないが、それ以外は特に問題は無い。そうそう味覚障害は辛いが、外見上そんな事は分からないので、とても死を宣告された重病人には見えない。

「桜の花はもう見ることは出来ない」と公言していた身としては、少しバツが悪いので あまり出歩かないで 家でおとなしくしていよう。(^_^;)

▶昨日、Tさんという親子にお会いした。現在、その娘さんは石垣島に居住されており、久しぶりに会話を楽しんだ。そして別れ際に「今度は石垣島で…」とお誘いをいただいたが、この病気では無理なので、死して後に 我が魂 石垣島まで飛んでゆき、丑三つ時に「来〜たで〜」と驚かしてやろう。(^o^)


余生を生きる2日目 2021年4月2日(金)

※気分は、良好。

今日から5日間、朝夕の抗がん剤の服用を始める。朝早くに腹部に2度 痛みを感じたが体調は良さそう。まだ午前8時を過ぎたばかりなので、先程飲んだ抗がん剤の副作用の影響がどう出るかが心配。(・・;) 

▶唐突ながら、昨年8月からの簡単な備忘録。

2020年8月7日 腹部に軽い痛み 検診の為、和医大 紀北分院/リンパ腫らしきものが見つかり、紹介状を持って公立那賀病院で再検査。

8月13日 和歌山画像診断センターでPET検診。

8月20日 大腸・胃カメラ検査/ステージ3の胃がんが見つかる。余命1年未満との事だった。

9月11日 はじめての抗がん剤治療。

10月22日 「来年の桜の花は見られないかも」と告げられる。

11月5・6日 胃からの出血の為、輸血と止血剤の点滴。

11月14〜17日 入院/輸血と止血剤点滴・1日10時間。

11月18〜12月2日 土日祝日を除き、放射線治療10回。

11月26〜30日 入院/輸血と止血剤点滴・1日10時間。

2021年2月18日 肝臓への転移が見つかる。3cmほどの大きさのものが4箇所に。(´;ω;`)

2月24日〜3月1日 土日祝を除き4回の放射線治療。今はステージ4なんです。

上記記載以外にも かなりの頻度で通院している。良くして下さる看護師さん達に感謝。


余生を生きる1日目 2021年4月1日(木)

※気分は、やや体が怠い。

医師に告げられた余命宣告を過ぎても、私はまだ生きている。今年になってからは本気で 桜の花は見ることが出来ないと思っていた。3月には死んでいる筈だった。(・・;) ところが2月頃から、死への予感が無くなり まだ暫くは生きられそうとの予感が…。で、いまも生きている。生かされている。そうなると、昨日も書きましたが operaへの欲が湧き出てきて 今は新型コロナの収束を願うばかり。

でもなぁ この体力では夕方までの練習はキツイよな。舞台の装置づくりは大変だよ。

あれやこれや考えると気分が重くなるが、やれるところまでやってみましょう。えぇ 悔いを残さぬように、皆さんに協力いただいて頑張りましょう!!!!!!!!!!!!!

▶本日、娘に連れられて病院へ。(^_^;) 明日からの五日分の抗がん剤の処方を受ける。次回は8日で、同じく抗がん剤の処方のみ。病院といっても 薬を受け取りに行くだけ。(・・;)