九十日の日記

2021年1月1日から はじめる。何日続けられるだろうか。

2020年8月 胃癌が見つかった。複数のリンパ節にも転移しており手術は出来ない。今は抗癌剤で癌の進行を遅らせている。2020年の秋、診察のあと余命を聞いてみた。医師より「来年の(2021年の)桜の花は見られないかも」と告げられる。

本日 2021年1月1日、今日より残された寿命は90日ほどと言う事になる。もっと短いかも知れない。が、そう簡単に死にはしない。今年の桜の花を愛でましょう。必ず。

桜の花が咲くまで、過去に制作した作品をランダムにUPしながら 生きていることを噛みしめ過ごしましょうか。まず、90日は生きる。



九十日の日記 44日目/2021年2月13日(土) am10:50 晴れ

 (^ ^) 今日の体調 まずまずだがスッキリしない。

調子が良いのか悪いのかよく分からない。^_^; 昨年秋に余命宣告を受けて、昨年末までに仕事等、身の回りを整理した。年越しの後は、体調が悪化し何も出来なくなると思っていたが、車で出かける事も出来るし、身の回りのことは自分で出来る。短時間ながら散歩も出来る。

想定では今ごろ、病院のベッドでぼんやり天井を見上げる自分を思い描いていた。(/_;) イヤイヤ operaが残っている。(*^^)v 暫く死ねそうにない。

 

作品「梦(夢)見しことの多かりき」


九十日の日記 43日目/2021年2月12日(金) am11:00 まぁ晴れている

 (^-^) 今日の体調 まずまず

人は少しでも長生きしたいと思う。が、それ以上に死後(天国)の世界はもっと良いらしく、そこにいった人で この世に帰って来た人を私は知らない。(^○^)

生れ生れ生れて生の始めに暗く  死に死に死んで死の終りに冥(くら)し」/空海

誰しも暗闇の中から生まれてきて、死ぬときはまた暗闇に帰っていく。人は何度生き死にを繰り返しても、なぜ生まれるか、なぜ死ぬかを知らない。

まぁ 知らなくて… いい…よね。(∩.∩)

 

作品「このいのち かがやける」


九十日の日記 42日目/2021年2月11日(木) am11:16 晴れ

(=_=) 今日の体調 少し怠い

すっきりしない この怠さ。かといって、そんなに辛いわけでもない。(^^ゞ

 

釈迦の 「人は死ぬ。あたりまえだという言葉がある。つまり死のことは考えるに及ばない。 死は我々が手を貸さなくても我々のことを考えてくれているのだから(シェンケーヴィッチ)

 

だから

「どっしり かまえてりゃ いいのさ」

 花言葉/自愛 晴れ晴れと


九十日の日記 41日目/2021年2月10日(水) pm9:55 晴れ

(^-^) 今日の体調 まずまず

朝から体調は良い。食欲はどちらかといえばある方だが、食べられるものが限られてきて辛い。

 

今日の様にある程度体調が良いと「生きなければいけない」という思いが湧いてくるが「生きなければ…」と意識する事が実はシンドイ。「もう そろそろ これでいいか」と思えたら楽なんでしょうけどネ。>^_^< まぁ ゆっくり歩もう。

 

作品「風の囁き聞こえる散歩道」


九十日の日記 40日目/2021年2月9日(火) pm12:55 晴れ

(>_<) 今日の体調 悪くはない

昨夜は19時半頃に就寝し、今朝の目覚めは7時半過ぎ。…>_<… それでもまだ眠く、スッキリしない。

……… (-.-#)

 

作品「そっと わが身を ふり返り」


九十日の日記 39日目/2021年2月8日(月) am9:10 晴れ

(^-^) 今日の体調 まずまず

ここ数日続いた体の怠さも、ようやくマシになってきた。ただ、食事がダメでホントやるせない。(+_;)

 

タマネギにも花言葉があった。「不死」だそうだ。我が命、不死はともかく後1年 生きられないものか。operaの目処がつくまで…。

諦めたり延命を願ったりと往生際が悪いが、まぁ なるようになる。(*^^)v

 

作品「泪 枯れるまで泣けばいい」


九十日の日記 38日目/2021年2月7日(日) am10:59 晴れ

(+_ ;) 今日の体調 怠い

昨日に続き体が重くて怠い。気分もスッキリしない。食欲は、朝はしっかり食べられている。チーズトースト、目玉焼き、魚肉ソーセージ(魚肉以外は食べられない)、野菜はキュウリかキャベツのみ。^_^; 飲み物はバナナミルクジュース。昼食はコーンフレークに豆乳。夕食はおにぎりに味付け海苔をを巻いていただく。副食は色々と気遣って作ってくれるが、最近食べたいものが無い。(;。;) 辛い。(>_<)

 

作品「いつもあなたの そばがよい」

※アスパラ/私が勝つ。(そうありたい)


九十日の日記 37日目/2021年2月6日(土) am11:07 暖かないい天気

(×_×) 今日の体調 怠くて怠くて

気分も体も怠い。頭痛もある。

昨日、昼前に歩いてみた。紀ノ川の堤防に出て太陽の日差しを浴びていると重い気分も晴れては来たが、30分の散歩は体に堪えた。で、今朝から体が怠い。(+_;)

今日は暖かく散歩日和なのに10分も歩けそうにないし、まだ昼にもなっていないのに睡魔に襲われている。家でダラダラ過ごす事になりそう。(/_;)(×_×)

 

作品「風の囁き聞きながら」

※ウメモドキ/強運。(私はどうだろう?)


九十日の日記 36日目/2021年2月5日(金) am10:40 晴れ

(T_T) 今日の体調 昨日と同じく気分が重く怠い

上半身が怠い。気分もドンヨリしている。早朝は1℃しかなかった気温も今は9℃まで上がっている。暖かそうな日差しを浴びながら散歩にでかけよう。

その紫外線を浴びることで生成されるビタミンDは、免疫力を高めたり骨を丈夫にする働きがあり、健康維持に欠かせない栄養素だとか。加齢で不足しやすくなる栄養素でもあるので、足りない分を陽の光から補うのが良いとか。1日15分を週に3日程度で効果が十分期待できるという。抗癌剤と共に続けよう。(・o・)

 

作品「蟻/きみといっしょに歩もうか」


九十日の日記 35日目/2021年2月4日(木) am10:12 くもり

(T_T) 今日の体調 気分が重く怠い

抗癌剤の影響だろうか気分が優れない。今年になって二度目の服用で、丁度一週間が経った。二週間の服用期間の中間辺りで副作用らしき怠さが出てくる。(/_;)

怠さ以外に、今一番辛いのが味覚異常。好きなものを美味しくいただけるって、どんなに幸せなことか。

コロナ禍にあって無理を承知で言えば、さほど飲めない酒を片手に、仲間と時間を忘れて語り合う時をもう一度得たいもの。

桜の花まで後50数日。私は、桜の花をどこで愛でているのでしょうか。∈^0^∋

 

作品「圓」

※30数年前の作品。夢中で作品に向かい合っていた頃が懐かしい。思えば、決して良い家庭人ではなかった。


九十日の日記 34日目/2021年2月3日(水) am8:55 ぼんやり晴れている

^_^; 今日の体調 少し怠い

昨日に続いてムスカリの花。この花には失望・絶望・失意 の花言葉がある。ムスカリは、6万年前のネアンデルタール人が埋葬されていた遺跡にたむけられており、最古の埋葬花としてしられる。そう、死への悲しみを表した花言葉だ。

また、ムスカリには真逆の花言葉もある夢にかける思い・明るい未来 等。

さて、ムスカリの開花は、3月から5月頃。ムスカリの花の開花中に、この九十日の日記が満了するが、どちらの花言葉が私に当てはまるのでしょう。(◎-◎;)

 

作品「この大地に かがやいて」


九十日の日記 33日目/2021年2月2日(火) am10:54 雨のちくもり

(>_<) 今日の体調 怠い

気分は良くない。腹部に時々痛みが。

------------------------------

「禅の悟りとは、どんな場合でも平気で死ぬことだと思っていたが、それは間違いで、どんな場合でも平気で生きていることだとわかった」 正岡子規

 

いつでも死ねるという覚悟こそが禅の境地だとする人もいるが、病床の子規は絶望の最中に在ってなお、志を貫き続けた。

覚りの境地は「死」ではなく、どんな苦しみの中にあっても平気で生きてゆくということ…。それは、平気で生きることの厳しさでもある。その厳しさを持って刹那を大切に生きた子規だからこそ、沢山の人々を引きつけたのであろう。

思うに、死なんて 何時か必ず誰にでもやってくるんだから、放っておけば良いのだ。(^_^;

 

作品「この風に身をまかせ」※ムスカリ

 


九十日の日記 32日目/2021年2月1日(月) am10:05 まぁ晴れている

(^ ^) 今日の体調 ウ〜ンかな

もう2月かぁ(^_^; と 書いて暫くパソコンの前でフリーズ。変わりばえしない日々に特筆する事もなく、書や絵を描こうという気もなく、operaの準備をしようという意欲もなく、ならば少し歩いてみようと頭をよぎるが、寒いからやめておこう…。

昨日の「平気に生きてやろうじゃないか。(`ヘ´)」の気概が失せている。(>_<) 今日の気分は少し重い。

 

作品「この勢い うらやましきかな」

ニンニクの花言葉/勇気と力 息災
病気に負けず頑張らなきゃ。。。。。。


九十日の日記 31日目/2021年1月31日(日) am9:55 まぁまぁの晴れ

(^-^) 今日の体調 まずまずの気分

昨夕から右肩が刺すように痛いが、気分は悪くない。

------------------------------

昨夜いただいたメールで「ワタシは絶対奇跡が起こると信じています。あなたは死んではいけない人ですから…いつまでも夢に向かって生き続けなければならない宿命なんです」と。そして「悟るとはいかなる場合も平気で生きること」と、正岡子規の言葉を引用されて「どうぞ平気でオペラの事ばかり考えていて下さい」と。

平気で生きてやろうじゃないか。(`ヘ´)

 

作品「わたしの心に ぴりりと響き」


九十日の日記 30日目/2021年1月30日(土) pm1:50 寒いくもり空 

(^-^) 今日の体調 気分は良好

夜中から明け方にかけて、胃(?)に数回 軽い痛みが走るも起床後は落ち着いている。

朝から今日も気分が良いので、昨年退会した紀北文人展に出かけた。書の仲間との会話が元気を与えてくれる。(^o^) 

さて、九十日の日記をはじめてから30日が経ち、余命は後60日という事になる。が、私はいたって元気。\(^O^)/ 

 

作品「かなしくなんかないよ きみがいるから」/アリウム(花ねぎ) 花言葉に くじけない心 不屈の心 がある。


九十日の日記 29日目/2021年1月29日(金) am10:05 くもり 寒い

(^-^) 今日の体調 気分は良い

気分は良いものの、2・3日前から腹部に張りを感じる。まるでメタボ腹。それに時々痛みが走るが、特に生活に支障はない。

茄子の花言葉は [つつましい幸福]だとか。この花言葉を胸に余命を生きましょう。(^-^)

 

作品「成せば茄子 なにごとも」

つつましい幸福 以外の花言葉に、真実 よい語らい 優美 希望 がある。


九十日の日記 28日目/2021年1月28日(木) am12:50 くもり

(^o^) 今日の体調 気分は良好

朝から娘が迎えに来てくれて病院へ。採血、薬剤師との面談、皮膚科、臨床腫瘍科、内科と廻る。毎回ながら待ち時間には閉口する。採血の結果は異常なく、今日からまた2週間、抗癌剤の服用開始。

臨床腫瘍科の医師に丸山ワクチンについて聞いて見るも、公立の病院内で否認可の薬の接種は出来ないとの事。まぁ、そりゃそうでしょうけど…。2/18のCTと胃カメラの結果次第では、このワクチンについてもう少し詳しく調べてみよう。

 

作品「姫をどりて風に咲く」

ヒメオドリコソウ/愛嬌 陽気 快活


九十日の日記 27日目/2021年1月27日(水) am9:07 くもり

(^o^) 今日の体調 気分は良好

最近では最も気分が良い。こんな気分の良い日は何か新しい事をやってみたいと思うも、残念ながら集中力が持続しない。既に睡魔が襲ってきている。(^_^;

眠気覚ましに、今日も少し歩いてみようか。最近、天気の良い日は外に出るようにしているからか体調も良く(?) お天道様の日差しが心地良い。(^o^)

この先、桜の花を見ることができ、まだ暫く長生きできそうだ。∈^0^∋

 

作品「風の囁き聞いている」


九十日の日記 26日目/2021年1月26日(火) am9:58 曇ったり晴れたり

(^o^) 今日の体調 気分は良好

気分も体調も良い。天気も良い。気温は現在13℃、最高が16℃になるらしいので、今日も少し歩いてみよう。(^-^)

 ------------------------------

書の制作で、心と体の波長が合えば作品も気分が良い。意図せずとも線質が深まり、空間は凛として美しい。それは心も体も健康な時である。

昨日の続きになりますが、年齢を重ね病に見舞われた今は、心も体も同じように淘汰されていかなければ、つまり心だけが、あるいは体だけが朽ちていったのでは、心と体の波長が合わず安らかな死を迎えられない。朽ちるという表現はどうかと思うが、この世に生を受け生かされてきて、今は徐々に、生まれる前の状態に帰ろうとしている。その内に思考は薄れ、肉体は朽ちていくのでしょうが、このまま心と体のバランスを保ったままいつの日か 死を迎えたいと思う。(*^^)v 予定ではあと60数日なのですが…(-。-;)

 

作品「雲」


九十日の日記 25日目/2021年1月25日(月) am8:16 くもり

(-_^:) 今日の体調 昨日と変わりばえしない

死をむかえる過程で、人の心(魂)と肉体は徐々に淘汰されていくのか。病気後、あれやこれやと整理しておかなければと思っていたことが、今は、まぁいいかと思う様になってきている。

operaの事も、なるようになるさ と…。今は体力も衰え、この先 誰かの介助が必要になるかも知れない。

心と体が同じように淘汰されて行けば、安らかな死を迎えられる(?)。

 

作品「風の囁き」


九十日の日記 24日目/2021年1月24日(日) am10:38 今日も小雨

(T_T) 今日の体調 まずまず

昨日と同じように、肩や首の筋肉痛の様な痛みや腕の怠さ。午後3時を過ぎる頃、体全体が怠くなってくる。こんな日々の中で、体調の良い時はoperaの台本を読み返してみようと思うが、まぁ明日でもいいかとなってしまうのがオチ。

日々 何をする事もなく過ぎてゆく虚しさは、少し前までは考えられなかった事。あれやこれやと生きてきた事を徐々に忘れゆき、この魂は、何処に向かって進んで行くのでしょう。

 

作品「淋しき色に想いよせ」


九十日の日記 23日目/2021年1月23日(土) am10:15 朝から小雨

(^-^) 今日の体調 まず眠い

朝から上半身の節々が痛い。腕に筋肉痛の様な痛みも。それに眠気がとれない。雨は一日中続くらしいから、眠気とともにこの気怠さとも、今日一日付き合わなければならない様だ。^_^; そう、ダラダラと…、ダラダラと…。こんな過ごし方 生き方は軽蔑に値するのに、私はそんな生き方をもう半年も続けている。フフフ(^ー^; まだ生きている。まだまだ生きてやる。(^◇^;)

 

作品「そっと素敵に かがやいて」


九十日の日記 22日目/2021年1月22日(金) am10:55

(^-^) 今日の体調 昨日よりは良い

この日記、大体は昼前に書いている。なので、内容は前日の事が多い。

1/16の日記に書いたopera合唱の方が、昨日「お照の一灯」が灯る高野山奥の院に参拝され、お土産を持って我が家に来て下さった。彼女の気遣いをはじめ、私の病気を知った方が神社へ病気平癒祈願に行って下さったり、別の方はお守りを届けって下さったり、健康飲料を届けて下さったり…と、胸の熱くなる思い。皆さんのご温情に感謝。<m(__)m>

 

作品「やさしさに つつまれて」


九十日の日記 21日目/2021年1月21日(木)

(・o・) 今日の体調 体が重い

軽い頭痛に加え、体が重い。気分はそんなに悪くないものの、どうも何かがシャキッとしない。眠い。(+_;)

2週間続いた抗癌剤の服用は今朝で終わり1週間のお休みで、28日からまた再開する。但し、胃炎の薬やビタミン剤、鉄剤の服用はいつものように続ける。

元気な頃は何も気にせず生かされていることのありがたさに気付かなかったが、生きなければならない、と思いながら生きるのは辛いものがあるとフッと思う。

 

作品「迷い心のその奥に」


九十日の日記 20日目/2021年1月20日(水)

(^-^) 今日の体調 この病気にしては良い感じ

この日記をはじめて20日が経った。余命70日、という悲壮な思いはない。体力の衰えと、ちょっとした(?)抗癌剤による副作用のうっとうしさを除けば、病気を知る前の生活とさほど変わりはない様な気がする。なので、桜の花が咲く前に死ぬなんて思いもしない。その頃はoperaの事前準備で忙しくしている自分しか想像出来ない。(^o^) この体の状態が長く続く事を願いましょう。(^○^)

 

作品「きょう かなしくても あすがある」


九十日の日記 19日目/2021年1月19日(火)

(^-^) 今日も体調は悪くない

すっかり体力が落ちたのと、味覚がおかしくなった以外は特に変化はない。体の中で腫瘍がどのように進行しているのかは分からないが、家の中では特別不自由なく過ごせる(ダラダラしているだけですが^_^;)。ただ抗癌剤を服用してからは、食べ物によってはメッチャ甘く感じたり、苦すぎたり、強烈にえぐみが感じられたりで、これが情けない。昨日は寿司屋に行ってるのに、寿司を食べずに鰻重を食べた。(^o^) 寿司の場合、醤油に含まれる塩分が口の中でえぐみとなって食べられなかったりする。好物の牡蠣や蟹もえぐい。(;O;)

それでもある日突然ダメだったものが食べられたりする。その逆もあるので毎日の食事に、家人は随分気を使ってくれているようだ。

毎日ダラダラしているだけなのに、すぐにお腹がすいて食欲は旺盛。それだけに、食べられると思っていたものが食べられなかったりすると辛い。

 

作品「祈り」30数年前に描いたものだと思う。

2012年のopera「横笛の詩」初演のポスターやフライヤーに使用した。

※クレヨン、ポスターカラー(金)、墨


九十日の日記 18日目/2021年1月18日(月)

(^-^) 今日も体調はまずまず  もう体力は戻らないのか

昨日、家人が「明日お寿司を食べに行きましょう」と。娘が車で迎えに来て、こぢんまりした気さくな店に連れていかれる。

皆が私に気を使ってくれている。正月には子供達家族が集合して、皆で写真を撮ろうとか。(^_^; 一緒に旅行に行こうとか。(私は行かなかったけど(^0^;))

そういう事にあまり興味の無い私は、彼等にとって無愛想極まりない存在かも知れない。(-_^:) まぁ 家族はそんな私をどこかで理解(?) してくれているので ありがたい、と思うようにしておこう。

 

作品「枯れるとも われはここにあり」

 


九十日の日記 17日目/2021年1月17日(日)

(^-^) 今日も体調は良好 でも怠い

臨床腫瘍科の医師に「もし先生の家族が私と同じ症状だったら、どのような治療を進めますか?」と聞いたことがある。

医師は少し考えて「本人の意志に任せます」とのこたえでした。

そのこたえに、今の私の状態では、もう手の施しようが無いんだなと感じて、opera「お照の一灯」の公演(2022年3月6日予定)を見届けることは残念した。ただ、このコロナ騒動が落ち着いて、練習が出来るのであれば1日でも2日でもいいので、立ち会いたいと願っている。

 

作品「心のさけびを聞いてごらん」


九十日の日記 16日目/2021年1月16日(土)

(^-^) 今日の体調は良好

昨日の午後、少し歩こうと紀ノ川の堤に向かった。春を思わせる日差しが気持ち良く、いつもより多めに歩く事ができた。途中、懐かしい方に出会って、久しぶりに会話を楽しんだ。たまには外に出るのもいいものだ。ヾ ^_^ 

同じく昨日夜、この九十日の日記を読んだという方からメールをいただいた。opera「横笛の詩」で合唱に参加下さった方なのですが、ご本人も昨年の1月に甲状腺癌と診断され2月に手術をされたと。声帯に触れたりリンパ節を切除するので声を失うかも知れないとの事でしたが、術後、病室に帰って声が出た時には、もう一度operaの舞台に立たせてもらえるかも知れないと思われたと。

メールの最後に「頑張りましょう」と励ましのメッセージを添えて下さっていました。

えぇ 必ず舞台でお会いしましょう。

 

作品「花」※アクリル

 


九十日の日記 15日目/2021年1月15日(金)

>^_^< 今日の体調は悪くないが…

抗癌剤のせいだろうか、気怠さが続いている。気分がスッキリしないのはチョッとしたことに苛ついたりして、そんな自分にまたイラッとしたり。(=_=)

それに朝から突然 胃(?)に痛みが断続的に十数秒続いたが (゜;)  今は治まっている。

 

午前10時30分現在の気温は11°c、午後には16°cになるとか。

最近のイライラ感は運動不足のせいもあろうから、午後の暖かな日差しの中を少し歩いてみようか。でも脚力がすっかり落ちてしまっている………。(!_+)

 

作品「泪」※アクリル


九十日の日記 14日目/2021年1月14日(木)

(*-^)v 今日の調子はまずまず 

年賀状を読み返していると、後70年長生きして下さい、との添え書きが…。その70年という根拠はともかくとして、後7年さえ生きられない。(@_@;) でも、7ヶ月なら可能性はあるかも。後7ヶ月といえば丁度ワタクシの誕生日 7月16日あたり。誕生日が命日になるのも良いかも知れない。(^o^)

さて、体調はまずまずなのですが、何故かスッキリしない。抗癌剤の薬のせいでしょうか。後一週間飲めば、次の一週間は抗癌剤の服用は休みになる。\(^O^)/

 

作品「この梦(夢) 叶うならば」

 


九十日の日記 13日目/2021年1月13日(水)

(T_T) 今日の調子 怠い

昨夜は19時30分頃に就寝。夜中に何度か目が覚めたが、起床したのが8時前。12時間以上も寝ていたことになる。それでもまだ眠いし、昨日同様に体がピリッとしない。

正月から90日の日記なんてはじめて、後○日だなんて言ってるけれど、それはそれ以上に生きる自信があるからだけど、ちょっと調子が悪くなると、医者の余命宣告通りやっぱり桜の花を見るのは無理かなぁと思ったりしてしまう。後77日ってか。(>_<)ゞ

 

作品「込めたる祈り とどけたい」


九十日の日記 12日目/2021年1月12日(火)

(>_<)ゞ 今日の調子はピリッとしない

目覚めれば雪。昼前のこの時間は雨交じりの雪。天気予報では、昼には上がるとか。

そんな今日の気分は悪くないがピリッとしない。朝から眠気がまとわりついている。

郵便受けに、紀北文人展開催の案内状が届いていた。昨年まで出品する立場だったがその案内状を受け取る側になった。この会を昨年で退会してもう一年、早い。90日なんて、アッという間だろうなぁ。いや、後78日か。(?_?)

 

作品「あなたの髪に かざりましょ」


九十日の日記 11日目/2021年1月11日(月)

(^-^) 今日の調子は良好

昨日のお照ちゃんの墓参りで、かなり足腰が怠い。墓参りができた事で気分はとても良いのですが、体力が心許ない。今日も1日ダラダラ過ごす。

テレビでレ・ミゼラブルが放送されていた。随分以前にも観たことのあるミュージカル映画。2時間30分見入っていた。こういうのを観ると創作opera「お照の一灯」の公演を自分の手で実現したいと思うのですが、残された命の灯火が…。

この九十日の日記が続く限り私は存命であるが、途切れた時は入院しているか命の灯火が消えた時。(v_v)

願わくば90日以上続けたいと思う…。

 

作品「一舟」

 


九十日の日記 10日目/2021年1月10日(日)

(^-^) 今日の調子はすこぶる良好

午前中はかなり体調がよく「これならお照ちゃんの墓参りが出来る」と喜び勇んで出かけた。もうここには来られないかも知れないと思っていたので感無慮。線香をあげ手を合わせ、短い時間でしたがお照ちゃんとの対面を果たせた。

その後、折角なので丹生都比売神社に立ち寄り初詣も。ただ神社で参拝の後、車に戻ろうと歩き始めると疲れがジワジワと感じられ、家に戻ってからは睡魔に襲われている。(・o・)

この九十日の日記をはじめて10日がたった。残すところは80日か???????。

 

作品「あなたがいて この山に帰り来る」

※サンキライ(山帰来)の実/不屈の精神


九十日の日記 9日目/2021年1月9日(土)

(∩.∩) 今日の調子は良好

体が重いものの気分は悪くない。とにかくよく眠った。一日の半分位は眠っている? それに朝からよく食べる。^_^; この調子なら外に出て歩いてみようと思うが、寒い、寒すぎる。気温は1°c 。明日も寒いとか。昨日も書きましたがお照ちゃんの墓参りに2ヶ月行っていないので行けるものなら行きたい。(家人が変わって行ってくれてますが…) 先日からの風や雪で天野の里のお照ちゃんの墓周辺は、杉の枝が散乱して荒れているかも。

 

作品「月」

※墨、アクリル、金箔、塩化カルシウム


九十日の日記 8日目/2021年1月8日(金)

(^-^) 今日の調子はすこぶる良好

昨夕から抗癌剤の薬を飲み始めた。朝夕の一日2回を2週間続ける。ちょっと副作用が心配ですが今のところ体調は良い。調子が良いので少し歩いてみようかと思うも昨日からの寒波で凍えそうな寒さに散歩は中止。(>_<) 

1月10日をお照さんの命日と勝手に決め、この体調であれば墓までの山辺の道を歩けそうな気がする。11月と12月の月命日(毎月10日)に墓参りが出来ていないのでぜひ行って見たい。

天野の里の雪が心配。

 

作品「のほとけ」石刻


九十日の日記 7日目/2021年1月7日(木)

(*-^)v 今日の調子はまずまず

今年最初の病院。一人で行こうと思っていたら娘が迎えに来てくれた。

8時に家を出て那賀病院(紀の川市)へは25分ほどの道のり。すぐに受け付けを済ますも名前を呼ばれるまで45分ほどかかった。今日は採血とCTの後それぞれの診療科へ。

薬剤師と面談の後、臨床腫瘍科でCT画像でリンパ腫を確認する。一番大きいもので7cm以上あったものが一回り小さくなっている。あまり期待をしていなかったので素直に嬉しい。血液検査でも問題無く、また今日から始まる抗癌剤の2週間分の処方を受ける。その後 内科へ。担当医が変わって初めての受診。同じく飲み薬の処方を受ける。薬の副作用で顔が鬱血したようになり所々にかゆみがあり、急遽皮膚科も受診する。

家に帰ったのが13時過ぎ。疲れた。

 

作品「雨のショーウインドウ」アクリル


九十日の日記 6日目/2021年1月6日(水)

(*-^)v 今日の調子は悪くない

冷たい風の紀ノ川の堤にいる。と言ってもホンの15分ほど。堤防沿いにある商工会に用があったのでついでに少しだけ歩いてみたが、足腰に軽い痛みを感じ早々に車に戻った。

家から外に出るのは随分久しぶりで、誰もいない紀ノ川の流れを眺めながら新鮮な空気を胸一杯吸い込めただけでも良しとしよう。

 

作品「彫」


九十日の日記 5日目/2021年1月5日(火)

(*-^)v 今日の調子はまずまず 

年賀状を読み返して、私の病気を知っている方々からの励ましのメッセージがうれしい。

親戚以外は、年賀での挨拶を本年をもって失礼する旨を記した。そうすれば喪中ハガキを出さなくて済む。(^0^;) 

今、午後3時30分。そろそろ疲れが出てきた。夕方5時を過ぎる頃になると何をするにも億劫で、ぐったりしている事が多い。

もう少し生活態度を改めねばと思うのですが…。

 

作品は

「よしゑやし 恋(こ)ひじとすれど 秋風の 寒く吹く夜は 君をしぞ思ふ」 (作者不明)

いいわよ 恋なんかもうしない って思っても 秋風が寒く吹く夜は あなたのことを思ってしまう。

※「よしゑやし」は もういいわ というような意味で 相手を許すような気持ちが含まれているようです。

 

平成26年2月22日・23日、なら100年会館中ホールで開催された第3回万葉オペラ『風の森、風の饗宴』で舞台美術用に制作した三作の内の一つ。


九十日の日記 4日目/2021年1月4日(月)

(T.T) 今日の調子はちょっと辛い

寒い日が続いている。

世間は今日から仕事始めだが私は家でダラダラしている。これといってすることがなく退屈だ。

今日の体調ですが、気分は悪くないものの相変わらず首から肩と腰回りが痛いし怠い。それに早朝より胃に軽い痛みが出てきた。先月の24日から今月6日まで抗癌剤は休み。7日の検診にこの胃の痛みと共に他の副作用らしき症状について相談してみよう。

 

作品「あなたの瞳に泪がひとつ」


九十日の日記 3日目/2021年1月3日(日)

(+_;) 今日の調子は怠くて辛い

昨日は子供や孫達と自宅で数時間過ごしただけなのに今日の午後からの体の怠さは辛かった。

一日ボンヤリしながら昨年11月の辛かった日々を思いだしていた。この月の3分の2は入院か通院。胃からの出血で貧血がひどく、止血剤の点滴と輸血が続いた。2度の入院で、朝から夜まで点滴と輸血を繰り返した。一日10時間の点滴は辛い。

一度目の入院では改善が見られなかったので放射線による止血を行う。二度目の入院で輸血と止血剤の点滴も平行して行う。毎日の点滴で両腕は悲鳴をあげている。

この辛さを二度と味わいたくないと、無理をせずゆっくりと今日一日を過ごす。

年末から家の外に出ていない。天気の良い日には紀ノ川まで歩いてみよう。

 

作品はライフワークにしている「のほとけ」


九十日の日記 2日目/2021年1月2日(土)

(*-^)v 今日の調子はまずまず 

子供や孫達13名で橿原神宮へ初詣に行く予定でしたが、sowwaはあの広い境内を歩けそうにないので一人留守番を申し出た。じゃあ地元の丹生都比売神社(かつらぎ町)に行こうと言うことになったものの私は留守番。どこの神社もコロナ自粛で参拝客は少ないらしく、こちらも寂しい初詣風景だったとか。

今日の体調は、怠さはあるもののまずまず。肩から腕、足腰の怠さには閉口している。

 

作品「凜とかがやける」

※ショウジョウバカマ(猩々袴)


九十日の日記スタート/2021年1月1日(金)

(*-^)v 今日の調子はまずまず 

新年あけましておめでとうございます。

---------------

いきなり病気の話しですが

癌の告知と余命を聞いたとき、新型コロナの影響で1年延期となった創作オペラ「お照の一灯」をどうしましょうかと頭をよぎった。2022年3月6日を公演日に予定し、準備を進めてきたのにこれでは見届けるどころか練習にも立ち会えない。

ならば、今まで準備してきた舞台装置、衣装、小道具などのデザインを誰かに委ねようと分かりやすくまとめた。これを元に是非実現してもらいたい。全体をまとめてプロデュース、演出してくれる人を探さなければ。

今年5月にキャストを中心にした顔合わせを予定しているが、春までに主だったスタッフの方々と打ち合わせをしたい。すっかり体力が落ちてしまっているので早い時期に。

 

さて作品は「炎」です。

以前からの試みの一つでアクリルによる作品。