■2018年3月4日(日) pm1:30開場 pm2:00開演 ■かつらぎ総合文化会館 大ホール 会場はこちら
■あらすじ
第一幕
-----------------------------------------------------
序 章
高野山の滝口入道から、病床の横笛へ
「高野山 名をだに知らで 過ぎぬべし
うきよ よそなる わが身なりせば」
天野の里の横笛は、それにこたえて
「やよや君 死すればのぼる 高野山
恋も ぼだいの たねとこそなれ」
恋草の章
平安末期、京の都 平清盛邸で催された宴の席…。時の内大臣、平重盛の家臣・斉藤時頼は、その宴の席で舞う美しい女性「横笛」に一目惚れ。二人の切なく哀しい恋物語がここに始まります。
恋風の章
横笛は建礼門院に仕える雑司女。
所詮叶わぬ身分違いの恋故に、淡い恋心を断ち切らんと時頼は嵯峨野・往生院に出家する。思い悩んで訪ね来た横笛に 会うことを拒み、悲観する横笛の愛憎に戦くも、次第に浄心する横笛の姿に心を打たれ、滝口入道は更なる修行の地、高野山を目指すのでした。
第二幕
-----------------------------------------------------
幻世の章
高野山で修行する斉藤時頼(滝口入道)。
それを伝え聞いた横笛は、紀州かつらぎ天野の里に移り住み、恋しき人へ想いを馳せながら過ごす日々。しかしながら、横笛の体はいつしか病魔に蝕まれ帰らぬ人となりました。その横笛の魂は鴬に化身をし、恋しさ募る高野山へ飛び立ちます。
寂静の章
ウグイスに化身した横笛は、滝口入道が修行する高野山大円院の空で優しく鳴いて、儚くもその庭の井戸に身を落とすのでした……。
■楽曲名
第一幕
-----------------------------------------------------
序 章
「幕開き前」 高野山・天野の里
滝口入道/横笛『あなたへ』※
恋草の章
「第 一 場」 平清盛邸 前庭
【M1】幕開き 合唱『春鶯の歌』
【M2】侍女1・2の二重唱
『まあ楽しみだこと』
【M2】斉藤茂頼のアリアと侍女1・2
『ついに恋をした』(新譜)※
【M3】滝口入道(斉藤時頼)のアリア
『はじめての愛』
【M3】横笛のアリア
『お父様はお許しにはならない』
恋風の章
「第 二 場」 斉藤家
【M4】父(斉藤茂頼) のアリア
『良い子を持って』
【M4】滝口入道(斉藤時頼)のアリア
『私は心に決めていた』
「第 三 場」 平清盛邸 前庭
【M4】横笛と侍女1・2の重唱
『時頼殿が出家されたとか』
【M4】横笛のアリア『乱れる思い』
「第 四 場」 嵯峨野 往生院三宝寺
【M5】横笛のアリア『届かぬ想い』
横笛のアリア『嵯峨の奥里…』(新譜)※
横笛のアリア『山深み…』
【M5】滝口入道のアリア『高野山へ』
第二幕
-----------------------------------------------------
幻世の章
「第 一 場」 奈良 法華寺
【M6】横笛と春蓬(尼僧)の二重唱
『花の小袖を墨染めに』
「第 二 場」 紀州かつらぎ 天野の里
村人の陽気な合唱 『幸せのうた』
女性合唱(村人) 『かざぐるま』※
村人合唱 『元気になってね横笛さん』
寂静の章
「第 三 場」 高野山 大円院
【M7】滝口入道と横笛の二重唱
『愛と別れ(横笛の詩)』
フィナーレ 合唱『春鶯の歌』
作曲//千秋次郎 作詞/小川淳子(※印作詞/防野宗和)