トゥインクル コンサート

サマーイン 「トィンクル」-歌の花束をあなたに…

昨日、2017年8月6日(日)午後5時から かつらぎ総合文化会館大ホールで、音楽指導・指揮/福本陽子、ピアノ/綿田真弓、28名の女声コーラスによるコンサートが開催された。

三部構成の第一部が「故郷」「めだかの学校」や「七つの子」等 5曲の童謡。第二部は井上陽水の「夢の中へ」、伊勢正三「22才の別れ」「なごり雪」、松田聖子「あなたに逢いたくて」の他 馴染み深い4曲。この間、賛助出演の四郷千両太鼓のみなさんによる迫力ある演奏が花を添えた。そして第三部には、震災被災地の一日も早い復興を願い被災された皆さんに寄り添う、メンバーの祈りが込められた6曲、「心の瞳」、「大切なもの」、「幸せ運べるよう」、「明日という日が」、「旅立ちの日に」、「群青」。

この第三部の「心の瞳」の曲が始まってすぐに、一匹の蝶が舞ったのを満席の会場の中で目にした方が何人いただろうか。客席の前列から10席目位の下手側の上空をヒラヒラと数秒間…。最初は演出かとも思ったのですが、生き物を飛ばすなんて無いでしょうと。トゥインクルの皆さんの、祈りの歌声が呼び寄せた?……。

アンコール曲は、ツィンクルの前身である 九度山女性コーラスが22年前にはじめて取り上げた「しゃぼん玉」、野口雨情が作詞した名曲で、多くの人たちに親しまれている童謡ですが、死んでしまった子どもへの鎮魂歌だという説がある。シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで こわれて消えた …  風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ 情緒溢れる歌詞に思えるこの歌には悲しい思いが潜んでいる…。

忘れてはならない震災や風水害の悲しい出来事、第三部の選曲そしてアンコールの「しゃぼん玉」、会場客席を舞った一羽の蝶…。何かを感じさせてくれるコンサートでした。

今(7日16時前)、台風5号がわたしの住む和歌山県に上陸したとニュースが伝えている。先日から、各地で被害出ているが、これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

 

今春からツィンクルのみなさんは、週の内の数日をこの日のための練習に費やしてきたと聞いていますが、実に素晴らしい2時間30分でした。28名のコーラスの内 半数近い方々が、来年3月4日公演のopera「横笛の詩」の合唱で参加いただけます。また、福本陽子さんは春蓬役で出演いただき来月から始まる練習が楽しみです。

 

風が強まってきた。雨戸を閉めなければ…。

台風5号は我が家の上空で渦巻いている。pm5:00(゜◇゜)