2020年秋、医師に告げられた余命宣告は、今年2021年の「桜の花は見られないかも」だった。が、私は未だに生かされている。その命を、日々 どう繋いでいこうか。

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 余命宣告を生きた日記は 下記をご覧ください。

桜の花は (九十日の日記 2021,1/1〜2/13)   桜の花は-2 (九十日の日記 2021,2/14〜3/31)

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ここに掲載の画像は、一緒に過ごした居候のアイと 散歩道で出会った草花です。

季節が前後するかも知れませんがご容赦下さい。

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余生を生きる17日目 2021年4月17日(土)

※今日の体調 まずまず

朝からの怠さが昼前にかなり軽減された。とは言え、午後からはまた じんわり怠さがやってくるんだろうなぁ。(・・;) と思いながらこの日記を書いてるが、今の体調はさほど悪くないので このまま一日を過ごせそうな気もする。そんな風に思いはじめると 体が軽く、昨日感じた胸のムカつきも無いし 今のところ頭痛もなく 億劫にさえ思っていた昼食にも興味が湧いてきて さっきから空腹感を覚えている。こんな事は滅多にないので嬉しい気分。それでもガンは少しずつ進行しているんでしょうね。リンパ腫、胃ガン、肝臓ガン。。。

これが現実だなぁ。(¯―¯٥)

▶外はしっかりした雨が降っている。甲子園はどうなんだろうか。阪神は14勝4敗で、2位の巨人に3ゲーム差をつけての首位。今日の2時からのヤクルト戦を楽しみにしているのですが、雨よ止んでくれ〜。


余生を生きる16日目 2021年4月16日(金)

※今日の体調 眠い(^_^;)

気分は悪くないが、眠くてしようがない。(=_=;) 体の調子はというと、腹部全体がどんより重い。

▶写真は一昨日 高野山へ仕事で行かれたという方からお送りいただいたもの。何という桜なんでしょうか。ちょうど満開でとてもキレイだったと記されていました。この方、「桜の花は 〜90日の日記〜」を読んで下さり、その後も気にかけて下さっており 嬉しい限りです。えぇ!!!!! 私はまだ 生かされております。(^.^)


余生を生きる15日目 2021年4月15日(木)

※今日の体調 今日も怠い

朝から病院でした。採血の結果、まだ輸血しなければならないレベルではないが、ヘモグロビンの数値は間違いなく下がっているので、ゴールデンウイークに入る前に 大事をとって輸血の予約を入れてきた。

また、GW明けにはCT検査も受ける。今だに生きている事がチョット不思議なので、私の腹の中がどうなっているのか興味がある。リンパ腫も気になるが 肝臓に転移しているガンもどうなっているのかね。(^_^;) 以前から寝汗が凄い。ガンと関係があるのかと思いネットで調べてみると、悪性リンパ腫の人が寝汗に困っているとか。だからといって私のリンパ腫が悪性なのかどうかは分からない。

ガンを3つ抱えて、当初のその日が過ぎても まだ生かされているワタクシは何なんでしょう。(¯―¯٥)


余生を生きる14日目 2021年4月14日(水)

※今日の体調 怠い

見た目は病人には見えないようだが、今朝も体が怠く腹が重い。一階から二階への階段を上がるだけで息が切れる。情けない。(ToT)

そして、情けないといえば新型コロナ。昨日、大阪府で1000人を超える感染者が出て、緊急事態宣言がいつ出てもおかしくない状況。和歌山県下の感染者は30人とかで、最近急激に増えてきている。昨年のopera延期の状況より酷く、どう考えても再延期が妥当だろう。ワクチン接種が功を奏し、夏前までに落ち着きを見せれば、まだ「お照の一灯」公演の可能性が無いわけではない。それと もう一つの条件が…。それは私の命の灯火がいつまで輝いているか。そして私だけでは無く、関わって下さるキャスト、スタッフの皆さんが輝いて下さる事が 大切なんです。

一番の不安材料は、ワタクシなんですけどネ。(^_^;)


余生を生きる13日目 2021年4月13日(火)

※今日の体調 怠い

気分は悪くないが体調は良くない。ますます体力が落ちてきた様に感じる。もう小学校6年生の孫には何をしても歯が立たないだろう。(¯―¯٥) 思考力も低下してきているのか、ハッとする事も。こうして、体は徐々に朽ちていき精神を司る魂が薄らいでいき、その命の炎が小さくなっていく。死をむかえる準備が日々進んでいるのか。ただ創造力はまだまだ旺盛で、普段ダラダラと過ごしている割には あれやこれやと思いを巡らせている。それがあるから聖衆たちは、まだ私を迎えにはこれないのでしょう、と勝手に思っておこう。


余生を生きる12日目 2021年4月12日(月)

※今日の体調 怠い

余命宣告のその日を過ぎても まだ生きているが、どうも中途半端に生きている事が歯がゆい。私の「その日」が分からないのと(当たり前だけど (^_^;))、新型コロナの収束が見えないためにopera「お照の一灯」の予定が立てられない。練習開始時期は最悪でも7月にスタート出来なければ、来年3月6日公演(予定)は無理っぽい。かといって私が生きている保証は無い。あれやこれやと考えると胃が痛くなる(胃ガンなんだから当たり前だけど(^_^;)) operaスタートの「その日」が先か、私の命の灯火が消える「その日」が先か、いずれにせよ「その日」が来れば分かる事。「その日」まで、ダラダラと中途半端に生きていよう。「阿呵呵!!!!!!!!!!!😁」


余生を生きる11日目 2021年4月11日(日)

※今日の体調 怠い

朝食後暫くはそうでもなかったのに、体の怠さと共に猛烈な睡魔に襲われている。少し横になろうとコタツに入ったら心地よい眠気に誘われて、このまま もう起き上がることが無いのかも知れないと 頭のどこかで感じている。ウトウトしながらそれでもいいかなと変に納得していた。特に患部に痛みがあるわけでもなく、その日をむかえるには順調(?)なのだ。死に向かう私の肉体とそれを受け入れる魂は 最近うまくマッチングしてきているようだ。その日がいつかは分からないが、流れ星が静かに消えていくように その日をむかえられたら楽で良い。

間もなく正午、まだ体は怠いし眠い。もう一度 横になろう。今日のところはまだ流れ星のようにはならないと思う。(^.^)


余生を生きる10日目 2021年4月10日(土)

※今日の体調 まずまず

抗がん剤2日目、思っていたよりダルさは酷くはないが睡魔に襲われている。

ところで、今日の午後に東京五輪の聖火が、間もなく地元かつらぎを走る。今秋の五輪開催はコロナ禍にあって、いろいろ不安は大きい。opera「お照の一灯」も、5月の顔合わせ、その後の練習にもかなりの影響が出そうです。(T_T) 最悪の場合は、さらなる1年の延期もありそう…。昨年の延期の状況より、今年の方がかなり状況が悪化しているのが気にかかります。もしそうなれば、とても私の命の灯火はもたないでしょう。もうジタバタしないで、その日をむかえるさ。

 

コロナ新規感染者は 和歌山県で44名で過去最高、近隣の大阪府では883名だとか。大阪府の新規感染者数は、8日の発表で905名を記録している。


余生を生きる9日目 2021年4月9日(金)

※今日の体調 良い

昨日と一昨日が抗がん剤の休薬日で、その為か今日にして怠さが軽減。(^.^) とはいえ、今日からまた5日間、朝・夕の服用が始まった。経験から、明日あたりから体の怠さが起こる。辛いのです。(;_;) だけど その5日間を乗り切ると その後の2週間は休薬期間になり、怠さから開放される(?) 多分…。まぁ、ガンの進行状況にもよりますが……。。。

こんな状態がいつまで繰り返されるのでしょう。(ToT) 完治しない病気なら、いつまでもこの状況が続く事を望まない。聖衆来迎のその日が決まっているのなら、そっと知らせて欲しいもの。医師の診断では「今年の桜は見られないかも」だったが、その桜を愛でる事が出来、そしてほとんどが散ってしまっているが、桜の花の散るのに合わせ、私の命の灯火も消えてしまうのかと思ったりしたが そうでもなさそうだ。誕生日の7月16日まで生きてみようか。それが私の命日。(^o^) どうなんでしょう聖衆様。

 

極楽浄土に往生を願う人の臨終に、阿弥陀仏と共に来迎(らいごう)する諸菩薩。


余生を生きる8日目 2021年4月8日(木)

※今日の体調 寝起きはまずまずで10時過ぎから怠い。

のんびり一人で病院へ。採血もCTもなく薬剤師と面談の後、臨床腫瘍内科→一般内科で薬の処方を受ける。それだけで1時間半程かかり、暖かくなってきた太陽の光を浴びながら のんびり一人で帰宅。(^o^) 明日からまた5日間抗がん剤の服用だ。(T_T) 何度も何度も書いているが抗癌剤による副作用の味覚障害にはウンザリ、ガッカリ、ゲンナリしている。(・・;) 食べたいモノは? と聞かれても何も思いつかない。食べられそうだなと思い口に運ぶとダメだったり、辛いなぁ。

腹は空いている。今からスーパーにでも行って、何か食べられそうなものが無いか探してみようか。(^.^) まぁこんな事を言っている間はまだ暫くは死なないでしょう。


余生を生きる7日目 2021年4月7日(水)

※今日の体調 怠い。

今日は(明日も)抗がん剤は休みなので喜んでいたら、立ち上がり時にチョット体がふらついたりする。前回の血液検査でヘモグロビンの数値が少し下がっていたので、そろそろ輸血の頃かもしれない。(T_T) 7日から11日までの抗がん剤の服用が終わって、2週間の休薬中に輸血をしてみようか。そうすれば今より体は楽になる。

何度も輸血をしていると自分が自分でなくなってしまわないかと ふと思ったりする。作品創作や舞台に関心を持たない性格に変わる事が出来たなら、それはそれで気持ちが楽になって穏やかに死というものを受けいられる? 正岡子規は重篤な病にあって、「……悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」と『病牀六尺』に書き記している。苦しみの中を平気で生きることこそ悟り…。病床にあった子規には、死こそが救いであると思える時が何度もはあっただろうに。。。ア〜。。。苦しみの中を生きて何を求めるや?

余生を生きる6日目 2021年4月6日(火)

※今日の体調 怠い。

寝起きに身体がフワフラーッとなって、Oh!! このまま天外へ飛んで行くのかと錯覚した。(^o^) 何とも気持ちのいい瞬間だった。(・・;) その後、ボンヤリしたまま 朝食もそんなに進まず 数時間過ごしましたが、今はまぁ 怠いとはいえパソコンに向かってこの日記を書いている。が、今日は 特に変わった事は無い。しいて言えば、夜中に数回腹痛が走った事と胸の上部にも痛みを感じた事。

リンパ腫に胃がん、そして肝臓にまで転移していて、日々大きな不自由がなく生活できていることに、魂の不思議さを感じる。また近々、CTスキャンして身体の中を見てみるか。(^o^) 

時刻は12時40分、昼食をとらなければいけないが 何も食べたくない。それでも薬を飲むために何かを食べないといけない。生きるために仕方がない… 生きるためになんて 健康な時はそんな事を考えずに生きていたのに今は違う。生きるために生きるってシンドイよなぁ。


余生を生きる5日目 2021年4月5日(月)

※今日の体調 怠い。

気分は良くない。(¯―¯٥) 抗がん剤のせいだろうけれど 鈍よりした気分のまま生きている。この病気になってからは、顔に生気がなくなった。顔相だけじゃなく、身体全体がシャキッとしない。今日も一日がこんな感じかと思うと情けない。余命宣告を乗り越えて、今は 余った人生を生きているだけ、なんていうのは誰だって本望ではない。これからは余裕のある人生を…と思いながらも、シャキッとしない日々を甘受してしまっている。

いつ果てるかも知れない命の中で、今日を心の丈のまま生きられたら次に進める気がするのですが、いえ、進めるのですが、どうも気分も身体もシャキッとしない。

生かされているとの思いがあるなら、その感謝に対して 前を向いてしっかり生きなければいけない。と言いながら、もっとあっさりと その日を迎えたいと思うのもホンネなんだけどネ。(^_^;) ……その日を知りたいものだ。(・・;)


余生を生きる4日目 2021年4月4日(日)

※今日の体調 怠い。

昨日は体調が良いと書きましたが、それは昼頃までの事で午後からは体が怠く、今朝になってもその怠さは続いている。それに睡魔が半端ない。(=_=;) 抗がん剤の服用は今日で3日目で、服用が続く間は仕方ないかな。(;_;) ちなみに先月から新たに服用しているロンサーフという抗がん剤は、1ヶ月単位で、5日間服用し2日間休み、そしてまた5日間服用し2日間休む。残りの2週間が休薬となる。この休薬期間がラクに過ごせて嬉しい。

ただ生きているだけなら「もういいや」となるのでしょうけれど、この病気になって それでもなんとか新作のopera「お照の一灯」を成し遂げたいとの執念で、何か目に見えない大きな力で私は生かされいるのかも知れないなぁ。タイトルの「生かされて、生きる。その日まで。」は、まさに opera「お照の一灯」への思いなのです。公演日を迎えるまでに、私の命の灯火が消えようとも、その日まで、そこに向かう私の情念が ささやかながらも 沢山の皆さんからいただいている、ご温情へのお返しになると思っています。

さて画像のムスカリの花言葉、前にも書いたかも知れませんが「夢にかける思い」「明るい未来」がある。またその反面「失望」「失意」がある。私にはどちらが当てはまるのか「その日」が来れば分かる。(^_^;)


余生を生きる3日目 2021年4月3日(土)

※今日も気分は、良好。

余命宣告の日が過ぎたのに、一段と体調が良くなっている(?)(・・;) 普通なら徐々に弱っていって、とっくに青息吐息のテイでしょうに、あまり不自由なく普通に生活をしている。足腰が弱って、15分も歩けば息が切れてしまう状況に変わりはないが、それ以外は特に問題は無い。そうそう味覚障害は辛いが、外見上そんな事は分からないので、とても死を宣告された重病人には見えない。

「桜の花はもう見ることは出来ない」と公言していた身としては、少しバツが悪いので あまり出歩かないで 家でおとなしくしていよう。(^_^;)

▶昨日、Tさんという親子にお会いした。現在、その娘さんは石垣島に居住されており、久しぶりに会話を楽しんだ。そして別れ際に「今度は石垣島で…」とお誘いをいただいたが、この病気では無理なので、死して後に 我が魂 石垣島まで飛んでゆき、丑三つ時に「来〜たで〜」と驚かしてやろう。(^o^)


余生を生きる2日目 2021年4月2日(金)

※気分は、良好。

今日から5日間、朝夕の抗がん剤の服用を始める。朝早くに腹部に2度 痛みを感じたが体調は良さそう。まだ午前8時を過ぎたばかりなので、先程飲んだ抗がん剤の副作用の影響がどう出るかが心配。(・・;) 

▶唐突ながら、昨年8月からの簡単な備忘録。

2020年8月7日 腹部に軽い痛み 検診の為、和医大 紀北分院/リンパ腫らしきものが見つかり、紹介状を持って公立那賀病院で再検査。

8月13日 和歌山画像診断センターでPET検診。

8月20日 大腸・胃カメラ検査/ステージ3の胃がんが見つかる。余命1年未満との事だった。

9月11日 はじめての抗がん剤治療。

10月22日 「来年の桜の花は見られないかも」と告げられる。

11月5・6日 胃からの出血の為、輸血と止血剤の点滴。

11月14〜17日 入院/輸血と止血剤点滴・1日10時間。

11月18〜12月2日 土日祝日を除き、放射線治療10回。

11月26〜30日 入院/輸血と止血剤点滴・1日10時間。

2021年2月18日 肝臓への転移が見つかる。3cmほどの大きさのものが4箇所に。(´;ω;`)

2月24日〜3月1日 土日祝を除き4回の放射線治療。今はステージ4なんです。

上記記載以外にも かなりの頻度で通院している。良くして下さる看護師さん達に感謝。


余生を生きる1日目 2021年4月1日(木)

※気分は、やや体が怠い。

医師に告げられた余命宣告を過ぎても、私はまだ生きている。今年になってからは本気で 桜の花は見ることが出来ないと思っていた。3月には死んでいる筈だった。(・・;) ところが2月頃から、死への予感が無くなり まだ暫くは生きられそうとの予感が…。で、いまも生きている。生かされている。そうなると、昨日も書きましたが operaへの欲が湧き出てきて 今は新型コロナの収束を願うばかり。

でもなぁ この体力では夕方までの練習はキツイよな。舞台の装置づくりは大変だよ。

あれやこれや考えると気分が重くなるが、やれるところまでやってみましょう。えぇ 悔いを残さぬように、皆さんに協力いただいて頑張りましょう!!!!!!!!!!!!!

▶本日、娘に連れられて病院へ。(^_^;) 明日からの五日分の抗がん剤の処方を受ける。次回は8日で、同じく抗がん剤の処方のみ。病院といっても 薬を受け取りに行くだけ。(・・;)